アイアンマン(無印)感想

 

こんばんは、ナニゴトです。

先ほど、アイアンマン(無印)を見ました。

めっちゃよかった…!!!

あまりにも自分の好みに合った話だったので、ちょっと耐え切れず感想を書きます。
おそらく、SW EP8の時と同様にトニー・スタークのキャラ考察のような話になるとおもいますので、その前提でお聞きください。

※ネタバレあります!注意!

 

トニー・スタークという人物

作中に詳しい話等は書かれていないけど、おそらく彼の「愛国心がある」っていう表現はものすごく正しいんじゃないかな、と思った。
愚直な程に自分の父や祖父がやってきたことを「正しい」と思い、国民を守るために心から素直に、敵から身を守るための最強の「鉾」を人のために作ってきたんだと思うんだよね。
人が好きで、素直に信じられて、疑わずに生きてきた感じ。
その結果として得たのがペッパーとローズなんだなと思う。

彼らは作中でトニーに驚くほどの誠実さを見せてますよね。
なにやってるんだ、信じられない。って声で言っても、最終的にはトニーを守ってくれる。トニーにとっての最強の「盾」は彼らなんじゃないかなって思う。

自分の作る武器が他国の手に渡るって思ってなかったのは、その愚直さからですよね。オバディアや、ほかの社員がまさか密輸なんてことをするなんて思ってもなかったんですよきっと。

だから、自分の武器が犯罪に使われるのを見て、本当に絶望したんでしょうね。


アイアンマン

アイアンマンというスーパーヒーローが出来た切っ掛けが、自分とインセンを守るためってのも良いですよね。
やっぱり彼の作る道具の第一理念ってのが「守るための道具」ってのがとても良い。
初めて「自分が直接使う、自分を守る為の道具」がアイアンマンだったんですよね。
生身のままの自分がいかに無力かということを完膚なきまでに知らされることになったトニーが自分を守る為に作った殻でもありますよね。

トニーが家に帰ってから「誰も信用ならない」と言って家に籠って制作をしていたとき、J.A.R.V.I.S.が「会社のサーバーに保管するか」と聞いていましたが、つまり、いつもは基本的に自分の発明品を会社のサーバーに直接保管しているということですよね。
このときはじめて、トニーは「人間なんてものは信用ならない」「けど、好きだから守りたい」って思ったんですかね。
結局彼の知識は武器に偏っているわけですから、作るものは兵器そのものの「アイアンマン」ですが、トニーは武器を自分で正しい使い方をすることによって、人々を守りたいと思ったんでしょうね。

この「アイアンマン」の時点では、トニーはずっと自分のために戦っていましたね。
自分の過ちを正すため、自分の信念を貫くために戦っています。
でもそれが、自分本位なんじゃなくて、自分の身なんてどうなってもいいから正しいことをしたい。っていう恐ろしく献身的で身勝手な感じが、私自身の「ヒーロー像」合致してて素晴らしいな!となりました。


上記を踏まえた上でのアベンジャーズの話

ここからはちょっと、「アベンジャーズ(無印)」の話になりますが、いくつか思ったことがあるので聞いてください。

時間軸的には「アイアンマン2」が抜けているので、その点のみご了承ください。

以下、腐女子向けのお話し。
キャプテン・アメリカのことボロクソに言ってるので注意。(彼の事自体は大好きなのでゆるして)

 

 


あの…キャプテン・アメリカあんまりにも酷くない?(ほめ言葉)
キャプテン・アメリカシリーズを見ていないので彼の詳しい人格や生い立ちを知らないんですけど、トニーに対する当たりの強さすごいですよね、彼。
とにかく無知で無神経。やっぱり生い立ち知らないけど、彼はあくまでも「スーパーヒーロー」なんですよね。だから「普通の人間」の気持ちがわからない。
だから、ただの弱い人間である、身体能力が高くもなければ、常に脅威に怯えている「アイアンマン」に「スーツを脱いだら何が残る」なんて言えちゃうんですよ。これめちゃくちゃ傷ついたんじゃねえかな……。
キャプテン・アメリカとアイアンマンはかなり対局に居るヒーローですよね。
その身一つでなんでも守れるスーパーヒーローと、道具がなければ何もできないただの人間。
このコントラストがめちゃくちゃ良いですよね。
それでも仲間。と言うのがすごく良いです。結局きっと、彼らは分かり合うことはできないんだろうなとも思います。(まだちゃんと見てないんですが、それがシビル・ウォーなんですよね?たぶん…)


「お!」ってなったシーン

あの、胸のリアクターを抜き取るシーンがやばかった。
抜き取ったあとの、あのぽっかりと空いた胸の穴

えっっっっろ…

次回作でもあのシーンほしいな…ないかな…