「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」ネタバレ有り感想

 こんにちは、何事です。2019年もあと十日で終わろうとしていますが、まだやり残したことが沢山あります。年賀状まだ書いてないや。
 さて、このブログを始めてからおよそ二年の月日が経とうとしております。私の感情が抑えられなくなった時や面白い事をやった時にだけ更新するスタイルのこのブログ、記事数たったの8件(この記事を入れたら9件)のミニマムなブログですがなんと毎月300人近くの人が見に来てくれているそうで、何をそんなに…?と思ったら例の体験レポートだけが以上に見られているという始末。一体どこの層に見てもらえているのが気になるところです。

 さて、本題ですが。本日公開のスター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を見てきました。

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映画館にあったやつ。かっこいいねこのビジュアル。



 色々な感情が色々で色々なので(?)感想を書かせてください。これ一人で抱えて余生を生きるのマジで無理。

 こちらの記事ネタバレ全開です。記事を読まれる方は自己責任で。

 

 

 

 カイロ・レン、いままで馬鹿にしててすまなかった!!
 超かっこよかったよ!!!!

 いや正直EP7、EP8のカイロ・レンに関しては、精神面の不安定さや未熟さが際立っていて、こいつマジでやべーな。と思いつつも私は「癇癪もちの男性キャラ(コンプレックスあり)」が好きで好きで仕方がないので「可愛いな~」と推していたんですけれども、今作EP9では全てを克服して自立した個人としてやるべきことをやっていた感じがとても良かったです。

 まず、映画最初の戦闘シーンを見て思ったのが(あ、この人精神に余裕があるとこんな強いんだ)って所ですよね。今までの彼の戦闘シーンって、父を殺した直後だったり、師との対決だったりで、精神面があまり強くない彼の心が揺さぶられまくっているタイミングで、本来の強さ発揮できてないんだろうな~と思ってたんですが、まさに。な気がする。
 今回、何度かレイと闘うシーンありましたが、乱暴な剣裁きは変わらずでしたが、心穏やかに戦えている感じがとても「ジェダイの戦い方」って感じで良かった。反面、レイちゃんは今作最初から心の余裕が無く、カイロ・レンとの闘いでも怒りや感情に任せて剣を振るっていたのが印象的。彼女がパルパティーンであると言う伏線だったんだと思うんですけど、ダークサイドに最後まで抗って打ち勝った彼女はとても強くて美しかったです。
 カイロ・レンのメンタルの安定は、おそらく今作の冒頭時点で「レイと生きる」という心がある程度固まっていたんだと思うんですけど、それですかね。海上でのレイとの闘いや、彼女に癒された事によって決心がつき、最後背中を押したのが父親ってのが最高でした。(あと、やっぱ洋画界隈の父親キャラは息子のほっぺ撫でるんだね……?)

 レイちゃんとカイロ・レン、それぞれが使うライトセイバーが、それぞれの師のライトセイバーなの最高に良かったな……。っていうか、私ふつうに知らなかったんだけど、レイア姫ジェダイの修行受けし者なのね……?(回想シーンでごく自然にルークを負かしてたの、凄い解釈に合う~~って思った。スカイウォーカーで一番落ち着きあるの彼女よね)

 映画ラストのレイちゃんが自分の事を「レイ・スカイウォーカー」と名乗るシーン、あれマジで最高でしたね。
 彼女が今作の時点で姓を名乗らない理由って恐らく複雑に色々あって、まずパルパティーンというダークサイドの王に対して良く思っていないし、よく思われないことも知っていて、でもそれ以上にパルパティーンから守ってくれた両親に対しての愛情が強くて、それを蔑ろにして別の姓を名乗ることも出来ないと思ってたと思うんですけど「スカイウォーカー」を名乗るってことは同時に自分が「レイ・パルパティーン」であることを認めて、それを捨てる覚悟が出来て、自分の師であり自分の存在を丸ごと肯定してくれたレイアとルーク、そしてベンを家族として迎えて、「伝説」であるスカイウォーカーの名前を一人継ぐ覚悟と勇気を示す、とても意味のあるシーンだったと思うんですよね。スカイウォーカー姓って「ダークサイドに打ち勝つ」って意味もあると思うんですけども、スカイウォーカーを名乗ることによって、パルパティーンに打ち勝つ一番の切っ掛けとなった自分の両親へのリスペクトもあると思うと泣いてしまう。


 全体の感想を話したので、レイロについてちょい書き。

 前作の時点で(なんか通話しとるがな……)って思ってた訳ですけど、スノークが間を取り持っていたぜ!ってのでまあそうか。って思ってたんですけど、今作普通にお互いの努力で通話繋げてませんでした?フォースが一対だっての、何…?教えて…詳しい人。

 いやほんとキスシーン、レイちゃんからなの……それな、それな!? お互いずっと惹かれてたんだよな。二人とも家族に対して似たようなコンプレックス抱えて、ただ自分を個人として見て、愛してほしかった二人が、欲しかったものをくれるかもしれない存在をずっと目の前にして、敵対していたから触れられなかったんだよな……わかるよ……。キスの後のベンの幸せそうな顔が忘れられん……よかったね……本当に良かった。一番欲しかったものが貰えたんだよな……。
 レイちゃんのこと救って死んだの、本当にかっこよかったし、愛する両親を守れなかったベンが最後に大切な女性を守って逝ったの、本当によかったね、間違えなかったね、偉いよ。


 泣きすぎてちょっとこれ以上は語れないので最後にツッコミ要素について書いて終わりにします。

・ハックスお前……いや、わかる、めっちゃわかる。あんな扱いされてたらああなる。死にざまも良い感じに無様でよかったです。好きになりました。
・レン騎士団、あれ服装はベンくんの趣味ですか?????
・レイちゃんに傷直してもらったシーンの前後、私ぼろぼろに泣いてたんだけど、その次のシーンでカイロ・レンの服に丸い穴空いて肌見えてるの吹き出しそうになったからあそこらへんホント私の感情がジェットコースターで辛かった。
・前作で不評だったとは言えど(私は女性的な面が強いキャラが苦手なので、そう言った意味で苦手なキャラではあったものの)ローズちゃんが名前付きのモブぐらいの扱いを受けていてちょっと可哀想だなって思いました。
・D-O、映画公開前に知り合いが「犬」って呼び方してて、映画中に出てくるたびに「犬だ…」「犬が出てきた…」って過って笑いそうになった。可愛かったねD-O。
・冒頭でダース・ベイダーのマスクがケースに入っているのを見て(あ、カイロ・レンやっとちゃんとしたコレクションケース買ったんだ~)って思った。
・なのに、次にマスクが置いてあるシーンでなんか柱の上に置いてあって、やっぱ出して飾っておきたかったんだな…と思った。
・そしたらあそこお前の部屋か、あんな部屋に住んでんのか、生活感ないな、あんな感じにマスク飾ってる部屋絶対住みにくいぞ。
・ベンお前その服ユニクロで買ったとか?ってぐらいシンプルなシャツ着てて笑ってしまった。あの世界にユニクロ存在するんだな。


 とりあえず喋りたいことは喋り尽くしたとおもうので、ここで終了。
 読んでくれてありがとうございます!全人類見に行こうな!